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Nexalコラム

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キャンペーン管理とは複数接点管理

英語をそのまま日本語にすると、本来伝えたい意味とは異ってしまう場合が多い。キャンペーン管理ツールと言われる類のシステムも同じだ。 以前記載したブログも紹介しておく。 2012/02/15 クロスチャネル・キャンペーン管理(CCCM)ツールの国内外動向 2011/06/28 大手企業に重要なリードキャプチャとリードルーティング 2010/10/05 国内リードマネジメントツール情報整理 ※若干、古い記事ですので現在のツール名称と違う場合があります。ご了承ください。 日本ではキャンペーンという言葉はBtoCにて想起される。BtoBの場合は、プロモーションやマーケティング施策という言葉の方が馴染みやすい。イメージしやすいように、プロモーションという言葉で解説する。 オンライン・リード・ジェネレーション(OLG)では、リード情報を獲得することがゴールとなることが多い。類似ワードで、アクイジション(Acquisition)という言葉もあるがマーケ用語なので、一部の業界以外使っているのをあまり耳にしたことがない。※現場のクライアント先で・・・という意味です。 マーケティングを実行している人にとって、1リードが複数のプロモーションや施策に引っかかることは当たり前の事実である。複数の施策と接点ができるからこそ、同じリードが溜まり、様々なキーから名寄せ(個人情報やリード情報のマージやパージ)作業が必須となるのである。企業によってはミドルウェアを導入し、ある程度の自動化は行っている。 ▼IT系のBtoB企業の例 1:キーマンズネットに広告を出し、資料のダウンロードからリード情報を取得する。 2:ITproに記事広を出し、自社サイトからリード情報を取得する。 3:プレスリリースを出しセミナー申込みフォームからリード情報を取得する。 外部広告はキャンペーンと言われることもあるが、プロモーションの一貫で出稿することが多い。セミナー申込みの場合の「セミナー」とは施策である。プロモーションや施策を複数回行うほど、個人のリード情報は溜まっていく。 1リードに対し複数のリード接点を活動履歴、または接触履歴として、時系列に顧客との接触履歴を管理するるツールが、「キャンペーン管理ツール」と言われる本来の機能である。接触・接点には、顧客⇔企業・ブランドとの情報の方向性も管理すべきである。 キャンペーン管理ツールは、1リード単位に『施策』接触履歴の管理ツール、と言った方が分かりやすい。 プロモーションや施策にIDをつけ、リードIDに対して複数の施策IDが履歴としてぶら下がる。 さらにはリードIDに対して複数商材に対するリード詳細情報がぶら下がる。 リアルタイムのイベントデータを元に、マーケティング・オートメーション(MA)が実行される。 または様々なナーチャリング仕掛けが実行される。 根底には、ナーチャリングのマインド醸成シナリオを設計しないことには、自動化は難しい。何もデータが無い所から、方程式の係数を勘と経験で決めてくれ、と言われるのと同じだ。 他にも、キャンペーン管理系ツールには様々な機能があるので、過去ブログをご参照ください。 追伸)リード・マネジメント・ツールは、CRMからの流れで、単に顧客の基本情報しか管理されないツールが多く含まれる。本来リード単位に施策との接点が残せ、フィルタ機能が実装されているのが望ましい。また、日本語版でナーチャリングを実行できる国内ツールはまだ無いに等しい。 ※このブログは著作権フリーではございません。 ※上記内容を元にし、同時期に外部メディアブログへ酷似記事の出稿はお断りいたします。 ※上記を利用する場合は「(株)Nexal提供」と必ず記載ください。




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