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Nexalコラム

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TVメディアからデジタルサイネージ(OOH)へ

先週金曜日、元某企業出身のOB・OGが集まる異業種交流会があった。皆、様々な業界に分散しているので話がとても面白い。その中で、広告代理店企業にいる人と話をしていたら興味深い話があったので記載したいと思う。
最近、TVコマーシャルは下火になっていることは皆さんも周知の事実。 逆にネット系はマーケットが増えているという調査結果は見たことがあると思うが、ネット系の広告は現在価格競争に入っており、代理店企業は利ざやを稼げずに苦しんでいる所もある。
ユーザ側は、今までTVコマーシャルというメディア以外に、OOH(野外広告)がデジタル化されたことによって、他のメディアでもターゲットユーザに訴求できるという認識が広まり、現在各メディアをテスト的に利用し模索している最中。。。とのこと。
例えば、今まで野外広告としてのポスターも、デジタルサイネージ化されテレビコマーシャルと同じような映像が、野外でも出せるようになってきた。ボードと違うのは表示したい時間帯を選ぶことができ、また時間が区切られているため単価も安くなる。
テレビコマーシャルのように、一度に大量に流すのではなくターゲットとする客層が集まるリアルの場所(野外)に映像を流すことによってTVより訴求効果があるのではないか?とユーザ側(広告主)が気付き始めた、というわけだ。(例:電車の中にも、最近はディスプレイが全車両についている)
また今後デジタルサイネージのリアルの世界でも、ターゲット別のレコメンドが可能になる。今までネットの世界では、行動レコメンドや行動ターゲティングという言葉で総称されるようにアクセスしてきた履歴や、購買行動によって推奨商品を画面に表示してきた。
それが、電車の改札を出た瞬間に、その人独自の推奨広告を出すことが可能になると言われている。例えば私が電車から降り改札を通ると、目の前のデジタルサイネージに「そろそろ美容室へ行きませんか?」とか 「このような新しい店ができました。」 などといった広告を出す時代が来るのかもしれない。
今までネットだけの世界が、リアルの世界も同様のことが可能となると思うと楽しみに思える。




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