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Nexalコラム

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Web解析は何故必要なのか(初級編)

先月、Web解析を今まで本格的に実施したことがないという企業に訪問した。
生ログから自社開発したソフトにてPVの増減や、レファラ情報(参照元)など、簡単な解析はしているが、何故予算をかけてまで、ツールを導入し、解析しないといけないのか、その理由が分からないという内容だった。
この企業はBtoBサイトで、Webで商品を販売するようなecサイト機能は持っていない。ただ、資料請求などの問合せと、カタログはWebサイトで参照できるとのこと。
解析目的は、Webの目的に依存する。

仮説と検証と両方の視点から解析データを見ていかないといけないことを伝えた。

つまり、Webの目的は
1.資料請求の問合せ窓口
2.カタログでの商品告知
の2点だとすると、どのような仮説が立てられるか聞いてみた

資料請求までしたユーザは、購買率が高い
カタログを見たユーザは、その後問合せ率が高い
実際に、ツールを入れ購買履歴データと比較したところ
資料請求した客より資料請求はせず、何度も訪問している企業の方が購買率が高かった
カタログを見たユーザの離脱率は高かった
他にも
会社概要を見ている客は、地図を見て離脱していた
RSSリーダやロボットによる訪問が全体PVの20%を占めていた

この結果から、また新たな仮説を立て、次のアクションプランが出来上がる。

つまり、解析しデータを読むこと=次のアクション立ての裏づけデータを持つことになる。
某ネット銀行での事例では、必ずしも客はWebのトップページに来るとは限らない。トップページ=企業の顔 だけではない。訪問するユーザの目的に応じて、全てのページが企業の顔になる、ということに最近気付いたようだった。




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